19年12月25日 初診 女性 36歳
この患者さまは、10年前にママさんバレーで左膝の十字靱帯を断裂して以来ずっと続く慢性腰痛の方で、最近腰痛が悪化したための来院である。
(現病歴)
約10年前にママさんバレーの練習中に左膝の十字靱帯を断裂、その後整形外科で手術治療。それ以来左腰痛と、左膝痛、左ふくらはぎの鈍痛とだるさがあり、特に試合の後はそれらの痛みが激しくなって、2~3日何もできない状態になる。
(検査)
1:左腸腰筋・左起立筋・左中殿筋・左膝窩筋・左腓腹筋・左足底筋筋筋膜障害
2:右腰仙関節・左膝関節・左脛腓関節機能障害
(施術)
上記の障害を、
東カイロプラクティック独自のNMRT(神経筋反射テクニック)というタッチするような安全で無痛なテクニックで治療した。現在8回治療して、症状は10→3に軽減している。
試合後の腰痛は膝を怪我する以前の状態まで回復している。
現在2週間に一回のペースで治療継続中。
(考察)
このケースは、膝を怪我した後の周辺の機能障害が腰仙筋筋膜の機能障害に波及して腰痛を生じさせたものである。
こういった怪我による手術後に残る筋筋膜障害、関節機能障害は大変良くあるケースで、怪我の後は必ず早期の機能障害の治療をお勧めする。
早期に治療することで、全身に及ぶ機能障害の連鎖を断つことが出来るのである。
この患者様のように10年にも及ぶ長い間、機能障害を放置していたために腰部・骨盤部・足部に機能障害の連鎖が波及していた。
膝を怪我する以前は腰痛など体の痛みを感じたことがないというほど元気な方だったのが、怪我から派生する筋筋膜障害によりこれらの症状を呈したものと思われる。
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テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体
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