FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
左の腰痛と股関節の痛みで来院した30代の女性で、左足を引きずって歩くようなかなり痛みのひどい状態であった。検査をすると腰椎の4,5番が右回旋して、右の仙腸関節が可動性が悪く左側は可動性亢進の状態で左の股関節周辺の筋群が補正で過収縮の結果激しい痛みになっていたようである。よって、左右の仙腸関節の調整をして、周辺筋を正常化させるとその場で歩行が楽になり、痛みの状態は10→4ぐらいに改善して初回の治療を終えた。その後4~5回の治療で10→2ぐらいに改善したが、残りの症状がスッキリ取れないので全身の再検査をすると右の足首に30年前の複雑骨折の傷が見つかった。初回の問診時に聞き逃した私のミスである。その傷は手術後3カ月の入院を必要とする大けがだったようである。よく診ると足首の可動制限が酷く歩行のサイクルで小趾側から母趾側へのシフトができず小指側で蹴りだしを長期間行なっていたようで小指の中足骨が通常の倍ぐらいに肥厚していた。そこで、今回の症状に至るまでの経緯を推測してみた。右の足首の可動制限を補正するために右の仙腸関節が可動性亢進を起こし、そのために20代から軽い右腰痛があって、それがだんだん悪化して次に左腰痛から今回の症状へと至ったようなので、右腰痛を補正するために右仙腸関節の可動性亢進が低下へ変わり反対の仙腸関節が可動性亢進状態になって現在の症状へとなっていったのであろう。10代の頃はスポーツも普通にできて特に問題はなかったということであった。子供の頃の補正能力に若干驚いた。やっぱり若さってすごい!

そこで、治療はこの足首を改善させることにした。この足首を触っていると少しずつ距骨という骨が周辺の骨を伴って動くのを追随していくという治療をおこなった結果、可動性がかなり改善し小趾側の肥厚も半減して、今回の症状がほぼ改善した。

以上の他にも大きく改善したことがあった。それは、かなり酷い便秘症である。月に2~3回は浣腸して出すということであった。過去に腹痛を起こして救急車で数回運ばれた経験があり、それが怖くて浣腸を常用するようになったようである。しかし、足首の改善とともに腰椎の4,5番の回旋変位が良くなり、便秘症がかなり改善して浣腸が必要なくなったということである。

今回の症例から過去のケガや手術の既往は特に大事だと反省させられた症例であった。
スポンサーサイト

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。