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20年1月4日 初診 女性 57歳

この患者さまは、両腕、特に右腕の痛みとシビレでどんな動作をするのも嫌になるような状態で症状はさらに悪化傾向、食欲もなく憔悴しきった状態で友人の紹介での来院である。


(現病歴)
約1年前に軽い左脳卒中を患い、その後のリハビリ訓練中に徐々に右腕の痛みとシビレを感じるようになり、その後2ヶ月でリハビリを中止せざるを得ないほど症状がひどくなった。リハビリをやめて自宅で安静療養すると徐々に治るだろうと思っていたが逆に症状がどんどん悪化して、左腕まで痛くなっての来院である。

(検査)
1:右上腕二頭筋・右烏口腕筋・左右三角筋・右棘下筋・右小円筋・右手根伸筋・右大胸筋の筋筋膜障害
2:頸胸移行部関節機能障害

(施術)
上記の障害を、東カイロプラクティック独自のNMRT(神経筋反射テクニック)というタッチするような安全で無痛なテクニックで、両腕の痛みを最初の1週間で取り除いた。現在、両腕の特に右腕の筋膜の緊張と筋力低下が激しいので、自宅での両腕の軽いエクササイズを開始していただき、上肢帯・胸郭全体の筋膜のリリースを行う施術を継続中。

(途中経過)
5回の治療で右腕の激しい痛みは改善し、やっと本格的な両腕の可動域改善の施術に移った。現在、治療12回目、日常生活がかなり楽な状態にまでこぎつけた。残りの症状改善のため週2回のペースで治療継続中。

(考察)
このケースは、リハビリを頑張りずぎたために両腕の筋筋膜障害を発生し、その後の処置がまずかったために症状を悪化させた症例である。

リハビリは、脳卒中による身体的障害の改善を図るのに重要な治療手段であるが、患者個々の身体的状態に合わせて行う必要がある。

この患者様のように改善どころか改悪させたことは非常に残念である。リハビリ担当者が筋筋膜の知識と触診の技術をしっかり身につけていれば防げた症例だと思われる。

エクササイズによる筋力運動は負荷と休息のバランスが重要で、運動負荷による筋ダメージは筋力強化には不可欠だが、休息の入れ方をミスると逆効果になってしまう。

この休息の入れ方は個々人によって様々で、正確にその個人に合わせるタイミングはかなり高度な技術と経験が要求される。

ここで重要なのは、たとえ運動負荷をやりすぎたとしても、そのつど、休息を長めにとり、障害の改善治療を施せばこれほど悪化させることはないのである。
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テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体

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