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またもや現代医学に翻弄された医療被害者が来院した。20代の青年である。

症状は、首と頭の付け根のコリと違和感、ふらつきである。約2年前に資格受験勉強の最中に首を前に曲げすぎたのが原因でこの症状が出たらしい。

過去の既往歴を聞くと学生時代に柔道で頭から畳に落ちて首のねん挫をしたらしく、それ以来首を後ろに反るとツッパリ感が出るようになったが普段はあまり気にならない程度だった。

この症状が出るようになってすぐに整形外科を受診するもレントゲンやMRIでは異常がないのでシップと痛み止めをもらったが飲んでも改善がないので、今度は脳神経外科で診てもらったがこれも異常なしで、そのほか整骨院や鍼灸で治療するも改善しないのでHPを診ての来院である。

来院直後はこの症状が長く続いているためにかなり落ち込んでいる様子だった。本人はもう一生治らないものと考え始めていたようである。そのためにウツ傾向になり心療内科を受診するように勧められていた。

過去の外傷歴と触診で後頭環椎の歪みが原因であることがわかった。特に左の後頭下筋群が過緊張を起こしていた。また、左手の第1と2中手骨の機能障害と前頚筋膜の短縮が重なってこの症状を呈していた。これらの障害をすべてタッチエネルギーで改善させた。

要するに、過去に頭から落ちた際にすでにこの部分に歪みが出来ていた為に首のコリがいつもあり、それを改善させようと首のストレッチをしすぎて逆に悪化させたものだと思われます。

こういった関節や筋筋膜機能障害はレントゲンやMRIでは異常として映りません。よって、異常なしと診断されてシップや痛み止めなどが処方されているようですが、これで数カ月しても改善しない場合はたいがい心療内科の受診を勧められて向精神薬を処方されているようです。

このような関節や筋筋膜機能障害は現代医学の盲点で、そのメカニズムが判っていないために誤診されて薬漬けになっている方が大変多いのが実情です。

この患者さんの場合も同じで大変苦しんでいたようですが、1回の治療でかなり改善して、この症状からやっと解放されるんだという思いが表情ににじみ出ていて、大変喜んでもらいました。

人間の体は現代医学が用いる最新の機器による検査データでもこの程度しか判ってないことを痛感します。やはり人間の体は手による触診の検査が最もたくさんの情報を教えてくれるような気がします。

両方のデータをうまく組み合わせれば素晴らしい医療の構築が出来ると思うのだが・・・

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